前回の記事の続きです。今回、バンコクではウェスティングランデ・スクンヴィット(Westin Grande Sukhumvit)に宿泊しました。
こちらのホテルの特徴は、なんといってもその立地。BTSアソーク駅徒歩約1分、MRTスクンヴィット駅徒歩約3分という、バンコクの中でも屈指の好立地なホテルなのです。おまけにホテルの下はロビンソンデパート(地下にはスーパーもあり)、向かいには大型ショッピング施設のターミナル21があり、買い物にも全く困りません。
今回はバンコクに2泊してすぐ国内線移動という予定でもあったので、バンコクでの時間を最大限に有効活用できるよう、こちらを選びました。
ウェスティンは、このたびマリオットに統合されたSPGのメンバーです。私はSPGのゴールド会員だったため、事前にアーリーチェックインのリクエスト(午前7時頃希望)を出しておいたのですが、飛行機が早着した上に空港からの移動が思った以上にスムーズだったため、なんとホテルには午前5時半ごろ着いてしまいました。
ちょうどウェスティンには国際会議の団体様が泊っており満室状態とのことで、さすがに5時半には部屋に入れず、朝食会場横のラウンジでジュースを飲みながら待っていると、午前7時前には呼ばれ、部屋に入ることができました。
バンコクでは日中ほとんどホテルにいないので、一番安いスタンダードルーム(デラックスキング)を予約しました。今回はSPG公式からの予約でしたが、SPG会員価格で、朝食(2名分)付1泊あたりおよそ17100円でした。公式サイトからの予約なので、無料インターネットが付きます。やはりバンコクはホテルが安いです。
部屋の広さは42平方メートルということで、結構広く感じます。キングベッドの部屋にしたはずなのですが、なぜかクイーンサイズのベッドが2つあり、ツイン状態でした。それにしても1つひとつのベッドが大きくて、快適です。2泊とも、かなりぐっすり休めました。
クローゼットも十分な広さがあり、アイロンなどもついています。また、冷蔵庫の中にある有料の水とは別に、ポット横に2本、洗面台に2本、毎日無料の水が付いてきます。洗面台の水は歯磨きなどに使う用でしょう(タイは水道水が飲めないため)。
テレビのチャンネル一覧です。08がNHK(ワールドではなく総合テレビ)、32がフジテレビ、33が読売(日本テレビのこと?それとも大阪の読売テレビ?)と、日本のチャンネルが3つ揃っているのは久しぶりに見ました。このホテルは結構日本人宿泊者が多いようで、ホテル内の各種案内も結構日本語版があったりします。
水回りはシャワーブースのほかに大きなバスタブも付いていました。バスタブの横にはこれまた大きな鏡が。水の出も良く、温かいお湯もすぐ出てきます。
ウェルカムフルーツは、バナナとドラゴンフルーツでした。去年泊まったデュシタニでは、ウェルカムフルーツが毎日1種類ずつ追加されている謎のシステムでしたが、今回は2泊とも変化なしでした。
このように、部屋は全体的に快適で過ごしやすかったです。ベッドもGOOD。ただマイナス点があるとすれば、比較的高層階でも眺望は望めないということです。あと、デフォルトの空調設定が物凄く低い温度で、部屋から出て戻るたびに(カードキーを差し込んで電源がONになるスタイルです)部屋が極寒になるので、いちいち空調を弱めないといけないのは少し疲れました。
今回宿泊したのは16階です。クラブフロアでも無いのに、エレベーターを降りたら「Starwood Preferred Guest」と書かれていました。会員専用フロアなのでしょうか。
宿泊者は無料で利用できるジムとプールです。平日の午前8時ごろに行ったのですがどちらもガラガラでした。
滞在中、何度もホテルを起点にBTSに乗ったりMRTに乗ったりして思ったのは、やはりこのホテルは立地が抜群に良いということです。周りは結構車の渋滞が激しいため、タクシーやGrabでは多少ヤキモキすることもあると思いますが、鉄道の便が非常に良いので、観光やビジネスの拠点にはもってこいですね。
最後に、アソーク駅へ上るホテル前の階段はエスカレーターが無いため、重い荷物がある場合は100mほど歩いたターミナル21の前のエスカレーターで上る必要があります。ただ、チェックアウトの日、重いスーツケースを持っているのを見たドアマンのお兄さんが、率先してエスカレーターのある上り口までスーツケースを持って行ってくれました。そんな心遣いも嬉しい滞在でした。
次回は、このホテルのもう一つの魅力である、朝食ブッフェについてご紹介します。