夏休みのタイ旅行でどうしてもやりたかったことの一つが、「Nahmに行く」ことでした。Nahm(ナーム)はバンコクにあるタイ料理の高級レストランで、「世界のベスト・レストラン50」のアジア版ランキングで2014年に1位となったことで一躍有名になり、「アジアで一番美味しい店」とも言われる有名店です。
昨年の秋バンコクに行ったときは、現地到着後に予約を入れようとしたら行きたいレストランが(Nahmを含め)どこも満席だったので、今回はその反省を生かして日本出発前にOpenTableから予約を入れておきました。
Nahmがあるのは、タイを代表する高級ホテル・スコータイの「隣」にある、「ホテル・コモ・メトロポリタン・バンコク(COMO Metropolitan Bangkok)」のロビー階です。このホテル自体はそれほど高級でもないようですが、Nahmだけ高級店の雰囲気をガンガンに醸し出していました。
実は、夕方の渋滞に巻き込まれ予約時刻に少し遅れることになり、レストランに電話を掛けたのですが、色々な方がレビューされている通り、スタッフの方には高飛車な印象を受けました。
なにはともあれ、着席です。ドレスコードのあるレストランなので、サンダルや短パン、ノースリーブなどは避けた方が良さそうです。奥の個室にいた中華系団体客以外、Tシャツ姿の男性もみませんでした。ホールのスタッフは、意外と感じが良いです。私が食事した日はほぼ満席で、客層は欧米人と中華系(中華系タイ人を含む)が1:1くらいでした。
今回は初訪問ということもあり、シグネチャーコースである「Nahm set menu」を注文しました。2800バーツ/人、料理だけで1人9000円超とやはりお高いです。
メニューによると、コースの中身はざっくりと
・カナッペ
・2種類のアントレ
・スープ
・ココナッツカレー(ライス付き)
・肉のグリル(ライス付き)
・デザート
という感じです。
出てきた料理をざっとご紹介します。
写真にはありませんが、このほかフルーツもデザートとして提供されました。量は、かなり多いです。これで2人分。全部は食べきれませんでした。そして、味は、とても美味しいけれど「アジア1」とは思わない、という感じでした。あと、ココナッツカレーなど何種類かの料理は、かなり辛かったです。私も妻も辛い物は得意な方ですが、それでもヒーヒー言いながら食べました(食べきれませんでしたが)。
どの料理も、伝統的なタイ料理から一味も二味もひねりが効いていて、かなり工夫された創作料理なんだな、ということはよく分かりましたし、欧米の評論家ウケがよさそうなフュージョン料理だと感じました。ただ、正直、アジア1かと聞かれたら、よくわからない気がします。
それでも、屋台やフードコートなど、バンコクらしい食事とはまた少し違った雰囲気と味を楽しめたのは、良い経験でした。
<お店の情報>
店名:ナーム(Nahm)
住所:โรงแรม เมโทรโพลิแทน 27 Sathon Tai Rd, Thung Maha Mek, Sathon, Bangkok 10210
電話:+66 2 625 3333
時間:ランチ 12:00-14:00 (月~金)、ディナー 18:30-22:15LO (無休)
定休日:ディナーは無休
カード:だいたい使えると思います